よくある質問/魚介類DNA判別検査

試料のDNAとデータベースとを照合し、魚介類の名称のガイドラインで示された正式名称をご報告します。
検査の内容につきまして、ご不明な点がございましたらお問い合わせください。
試料が劣化していますが検査可能ですか?
検査には1cm以上の筋組織が必要で、加熱・加圧・発酵などの原因で検査不可となる場合もございます。検査結果が得られる可能性が低いことをご了承のうえ、ご依頼ください。
どんな種類の魚介類が検査可能ですか?
検査可能魚介類リストをご覧になり、目的の魚介類(表示魚介類や調べたい魚介類など)があることを確認してください。リストにない魚介類であった場合、最も近縁な種名の報告、あるいは同定不能となることがございます。
加工品でも検査可能ですか?
複数の魚介類が混合しているものは検査不可となりますのでご注意ください。単一種であれば検査可能となる場合がございます。
国産か外国産か知りたいのですが…
種の同定結果によっては、外国でしか漁獲されない魚介類と同定される場合などがございます。検査結果としては種名の報告のみとなりますので、ご注意ください。
魚介類DNA判別検査と動物DNA同定検査の違いはなんですか?
対象とするデータベースの内容が異なります。
動物DNA同定検査では、4万6000種が登録されているデータベースを使用していますが、魚介類DNA判別検査では、消費者庁の「魚介類の名称のガイドライン」に記載のある種を中心にリストアップした、検査可能魚介類リストの中での判別となります。
魚介類DNA判別検査でご依頼いただき、検査可能魚介類リストの中にない種だった場合は、同定不能となります。リストにない種の可能性がある場合は、動物DNA同定検査をご利用ください。
魚介類DNA判別検査と原材料純度確認検査の違いはなんですか?
魚介類DNA判別検査は、個体レベルで表示確認や魚種特定を行うサービスであり、複数の魚介類が混合されている蒲鉾等では検査不能となります。比較的安価かつ小量の検体で行えるため、骨異物等でも検査の実施が可能です。
原材料純度確認検査は、集団レベルでの表示確認や魚種構成確認を行うサービスであり、蒲鉾に使われている魚種や稚魚集団の魚種構成等を確認することが可能です。
検体量がある程度必要になりますが、複数種の同時解析が可能であり、各生物種のDNA存在比等も調べることができるため、前者と比較して得られる情報量が大きいサービスです。