よくある質問/小麦・大麦・大豆品種判別検査(DNA鑑定)

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小麦・大麦・大豆品種判別検査(DNA鑑定)

小麦、大麦、大豆の種子や加工品の品種について、DNAを用いて科学的に確認できます。小麦、大麦の品種判別については、国内で唯一の検査機関です。

検査の内容につきまして、ご不明な点がございましたらお問い合わせください。

検査可能な穀物の品種は何ですか?

鑑定可能品種リストをご参照ください。リストにない品種に関しては、原種相当品との比較検査を承っている場合がございますので、お問い合わせください。

どのような検査手法を用いていますか?

独自に開発したSSRマーカー(マイクロサテライトマーカー)を用いて検査を行っています。品種ごとに異なる配列の長さを、PCRと電気泳動を用いて検出しています。

どのような検査機器を用いているのか?

粉砕のためのミキサーやDNA抽出のためのブロックインキュベーター、PCRのためのサーマルサイクラー、電気泳動槽、DNA断片の検出のためにトランスイルミネーターなどを用いています。

判定が困難な場合はどうするのか?

当社の手法では約5%以上の異品種混入を検出することが可能です。混入が認められた場合は必ず再抽出、再検査を行うことで再現性を確認しています。

圃場に形質の異なる株があった。突然変異なのか他品種の混入なのか知りたい。

圃場に植えた品種の定性検査を行いますので、形質の異なる株から2〜3枚の葉を採取して郵送してください。

異なる品種の苗床を取り違えてしまって、品種が分からなくなったので、検査で品種を調べたい。

可能性のある品種をご連絡頂ければ、定性検査で品種を調べます。葉を2〜3枚採取して郵送してください。

検査結果に電気泳動写真の添付をお願いしたいのですが…

他のお客様の検体と同時に解析しているため、通常は電気泳動写真の添付を行っていません。

何故、鑑定可能品種を増やすことに力を入れているのですか。希少な品種の鑑定は、必要ないと思うのですが…

品種鑑定の判定基準は、(1)対象品種の原種DNAデータと同一かどうか(同一性)、(2)対象品種以外の品種DNAデータと区別できるかどうか(排他性)を同時に満たすこととしています。ある試料について上記の2点を確認する際、数品種を対象とするよりも数百品種を対象とする方が、より高度な鑑定技術が必要となり、そこから導き出された鑑定結果も非常に高精度なものとなります。
つまり、品種鑑定の検査精度はDNAデータベースの大きさによって決まるため、作付面積の多い主要品種だけでなく、新旧・地域性を問わず希少品種も重要な構成要素となるわけです。
これまで他社に類のない大きさの品種DNAデータベース構築に取り組んでまいりましたが、今後も更なる検査精度の向上とお客様のニーズにお応えするため、鑑定可能品種数の拡大に努めてまいります。

鑑定可能品種にない品種については、検査ができないのですか?

検査試料と合わせて標準品(原種相当品)をご準備いただける場合、両者を比較対照することで表示の妥当性を確認することは可能です。その場合、下記のようなステップで鑑定を進めます。

  1. 標準品(原種相当品)を解析し、他の品種と相互識別ができるかを確認します。
  2. 1)で得られたデータをもとに、検査試料の品種判別を行います。

解析データは、ご希望に応じて弊社で保管いたします(保管期間1年)。期間内は保管したデータをもとにした品種判別のお受付が可能です。

本検査では、標準品(原種相当品)の確かさを証明するものではございません。また、標準品解析の結果、その後の品種判別ができない場合もありますので、あらかじめご了承ください。

このページは、ビジョンバイオの小麦・大麦・大豆品種判別検査(DNA鑑定)/よくある質問のページです。
小麦・大麦・大豆品種判別検査(DNA鑑定)に関する、よくある質問を掲載しています。