異物検査

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異物検査

食品や農産物、製品等の製造工程で混入した毛髪や金属等の異物を検査・分析。混入経路などの割り出しに役立ちます。

食品・製品等の中から見つかった異物が何であるのかの検査

異物が生物片(植物・動物)だった場合、生物種DNAとの比較検査が可能

異味・異臭・変色・汚れ等に関しての検査は受け付けておりません。

検査の特徴

point1

スクリーニング検査の結果を2営業日内にご報告可能。

検査方法について

Now Printedスクリーニング検査

  • お客様から頂いた異物検体を、迅速・簡易に検査・報告
  • 15項目のいずれに分類されるかのご報告
    (例:「金属である」「樹脂である」といったレベルの報告)
  • 報告書に異物の写真を3枚掲載
  • 異物に応じた検査(外観検査・顕微鏡検査・物性検査・呈色試験・燃焼試験・溶解性試験 等)を実施

オプションメニュー

異物が「真菌類(カビ・酵母)」を想定されている場合、アフラトキシンを確認することで、カビ毒の有無を確認することが可能です。

アフラトキシンはAspergillus flavusAspergillus parasiticusAspergillus nomius(Aspergillus属)によって産生される二次代謝物質です。これらのカビは熱帯の湿潤地帯に生息し、植物性食品を汚染します。
総アフラトキシン(アフラトキシンB1、B2、G1及びG2の総和)を対象としております。

食品衛生法で基準値が設定されているカビ毒

カビ毒 対象食品 基準値
総アフラトキシン 穀類、豆類、種実類および香辛料類(食品全般) 10ppb(0.01ppm)
デオキシニバレノール(DON) 小麦、原麦 1.1ppm
パツリン りんご加工品(りんごジュース) 50ppb(0.05ppm)

スクリーニング検査分類一覧

No. 項目 二次検査
金属類
樹脂類(ナイロン素材・ビニル素材等 含む)
ゴム類
毛髪(獣毛 又は 人毛)
ムシ(昆虫類・多足類・クモ類 等)
生物片(植物・動物)ムシ及び真菌・細菌類は除く
真菌類(カビ・酵母)
ガラス 又は 透明鉱石 ×
食品成分(糖質・蛋白質・デンプン質 等) ×
10 骨・貝殻・卵殻 ×
11 植物性繊維 ×
12 植物組織由来物(紙・木片 等) ×
13 石(鉱物・粘土・土など) ×
14 炭化物 ×
15 その他 上記14項目に該当しないもの ×

個別検査

スクリーニング検査にて分類1〜7に該当した異物の、より詳細な検査

No. 項目
1:金属類 検査にはEPMA(電子線マイクロアナライザー)という機器を使用いたします。
結果報告書には、異物検体に含まれる元素名とその割合を記載するとともに、電子顕微鏡による異物表面画像を記載させていただきます。
対照品との比較検査も可能です。
2:樹脂類 検査にはFT-IR(フーリエ変換赤外分光光度計)という機器を使用いたします。
結果報告書には、近似樹脂名とともに、異物検体と近似樹脂類とのIRスペクトル(波形)の比較を記載いたします。
対照品との比較検査も可能です。
3:ゴム類 検査にはFT-IR(フーリエ変換赤外分光光度計)という機器を使用いたします。
結果報告書には、近似ゴム名とともに、異物検体と近似ゴム類とのIRスペクトル(波形)の比較を記載いたします。
対照品との比較検査も可能です。
4:毛髪 検査はスンプ法及び顕微鏡観察で行います。
結果報告書には、毛根・毛先・髄質・小皮紋理・外観など、検体の詳細画像を記載し、人毛であるのか動物毛であるのかをご報告いたします。
5:ムシ 専門家による形態識別同定検査とDNA系統解析による虫類DNA同定検査の2種類があります。
この検査で明らかになることは、検体がどの目・科・属に分類されるのかということです。検体の種類や状態によって分類可能範囲(目・科・属)が異なります。
形態識別同定検査の結果報告書には、検体の同定結果を記載するとともに、補足説明として検体に関する情報(食性や生活様式)を記載いたします。
虫類DNA同定検査の結果報告書には検体に関する情報(食性や生活様式)の記載はございません。又、検査の性質上、試料の一部を破壊しての検査となりますので、非破壊での検査をご希望の場合には形態識別同定検査をお勧めいたします。
6:生物片 この検査では、異物検体のDNAとNCBIデータベースに登録されている生物種DNAとの比較を行います。この検査で明らかになることは、異物検体のDNA(塩基配列)がデータベース上のどの生物種と一致するのかということです。
結果報告書には、異物検体を含むDNA系統解析図を記載するとともに、塩基配列が一致した生物種名を記載いたします。
対照生物との比較検査は行っておりません。
7:真菌類
(カビ、酵母)
この検査では、異物検体由来の真菌と自社データベースに登録されている真菌DNAとの比較を行い、種を報告します。
同定された種についての詳細な説明は行っておりませんが、食中毒菌や食品変性菌など食品に関連する主要な菌(酵母12属、真菌36属)については、属レベルでの分類学的特徴や食品の変性例、食中毒例などの情報を添付いたします。

ヒト由来異物検査

性別DNA型検査

DNA解析により、試料が男女いずれに由来するのか判定いたします。

ABO式血液型DNA検査

DNA解析により、試料が下記のいずれの遺伝子型であるのか判定いたします。

血液型 遺伝子型
A型 AA型、AO型
B型 BB型、BO型
O型 OO型
AB型 AB型

性別DNA型検査とABO式血液型DNA検査の組み合わせにより、候補者を約100分の1〜6分の1まで絞り込むことが可能です。

参考:日本人における性別×血液型の組みあわせの割合

血液型 A型 B型 AB型 O型
血液遺伝子型 AA AO BB BO AB OO
男性 4% 16% 1% 9% 5% 15%
女性 4% 16% 1% 9% 5% 15%

個人識別検査(性別判定含む)

異物が人体由来のものだった場合、DNA鑑定により個人の識別(誰のものであるか)や性別の判定を行ないます。

項目 内容
DNA鑑定
(物体)
ヒト由来の異物や斑痕から、DNA型の解析と性別を鑑定します。
DNA鑑定
(ヒト)
比較対照を行うヒトのDNA型を解析します。その結果をDNA鑑定(物体)の結果と照合し、混入異物・斑痕と一致したかどうかについて報告します。

DNA解析を行うにあたって最も重要なことは、「いかに純度の高いDNAが抽出できるか」にかかっています。DNAが劣化していた場合、16箇所すべてのローカスが解析できない場合があります。
DNA鑑定(ヒト)をご要望の場合、当事者の同意の上、頬の内側をこすった綿棒をサンプルとします。同意を得ない検査や郵送による受付は行っておりませんので、あらかじめご了承ください。
本検査は法人様のみを対象としたサービスです。

参考:DNAの抽出効率

試料 抽出効率 備考
資材や衣類に付着した血痕 40〜60%
チューンガム 40〜60% シュガーレスの方が成功率は高い。
タバコの吸い殻 40% フィルターが汚染されていないもの。
切手・封筒 20%以下

いずれの場合も抽出効率は試料の量、経過年数、保存状況等によって異なります。

ヒト由来異物の混入防止・早期解決策をご検討の場合には、関連サービスとして「DNA保管サービス」がございます。

検査機器写真

赤外線スペクトル分析装置(FT-IR)赤外線スペクトル分析装置(FT-IR)

最も代表的な固形有機物分析法です。物質に赤外線を照射すると、その構成原子または原子団の種類により吸収される固有の光があり、測定データとデータベースを比較します。

電子線マイクロアナライザ(EPMA)電子線マイクロアナライザ(EPMA)

電子線を試料に照射し、試料から出てくる電子線やX線を解析することにより、試料表面の観察及び成分やその分布状態を分析する装置です。

DNAシーケンサーDNAシーケンサー

検査に必要な遺伝子の情報(DNAの塩基配列)を自動的に読み取るための装置です。

デジタルマイクロスコープデジタルマイクロスコープ

高画質であり深度合成も行なえるため、撮影時の試料破壊を最小限に抑えることが可能です。
特に、複雑な立体構造試料(ムシ等)の撮影には最適です。

このページは、ビジョンバイオの異物検査のページです。
食品や農産物、製品等の製造工程で混入した毛髪や金属等の異物を検査・分析。混入経路などの割り出しに役立ちます。