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血痕(付着血液)検査

製品のパッケージや工業製品等に付着したシミや汚れが、血液かどうかを検査いたします。ヒト由来の血痕については、DNAを用いた性別や血液型の検査にも対応しています。

  • パッケージや印刷物に付着したシミや汚れについて、ヒトの血液であるかどうかや、性別、血液遺伝子型を判定

検査可能形態:目視可能な斑痕

検査の特徴

科学捜査研究所と同様の手法で、ヒトの血液かどうかを迅速に判定

ロイコマラカイトグリーン法、イムノクロマトグラフィー法の2つの方法を用いて、付着した斑痕がヒトの血痕かどうかを検査します。ルミノール試験よりも誤判定のリスクが低く、お受付から3営業日で結果をご報告します。

  • 何らかの血痕である可能性は高いが、ヒト血痕とは認められなかった場合、動物DNA同定検査で試料の由来生物を明らかに出来る可能性がありますので、お気軽にご相談ください。
DNA検査で性別や血液型の調査も可能

ヒト由来血液の場合には、DNA検査によって性別や血液型の調査も可能です。通常は秘匿されることがない性別と血液型をターゲットにしているため、個人のDNAを対象とする個人識別と比べて、プライバシー上の問題や心理的な負担が少ないという特徴があります。

ABO式血液型DNA検査

DNA解析により、試料が下記のいずれの遺伝子型であるのか判定いたします。

血液型遺伝子型
A型AA型、AO型
B型BB型、BO型
O型OO型
AB型AB型
血痕(付着血液)を対象(法人様向け)

性別DNA型検査とABO式血液型DNA検査の組み合わせにより、候補者を約100分の1〜6分の1まで絞り込むことが可能です。

血液型A型B型AB型O型
血液遺伝子型AAAOBBBOABOO
男性4%16%1%9%5%15%
女性4%16%1%9%5%15%
参考:日本人における性別×血液型の組みあわせの割合

事例紹介

  1. 梱包資材に付着したシミがヒトの血痕かどうかを検査したい。
  2. 物体に付着した血痕の血液型により、対象者を絞り込みたい。

検査方法について

ロイコマラカイトグリーン法

血中に存在するヘモグロビンの触媒作用によって、過酸化水素水から遊離した酸素が、無色のロイコマラカイトグリーンを酸化させて緑色のマラカイトグリーンに変える反応を利用する方法です。

イムノクロマトグラフィー法

血液中のヘモグロビンが、抗ヒトヘモグロビンマウス抗体に補足されることを利用しています。

DNA解析

性別DNA型検査

法科学鑑定でも使われる遺伝子領域の解析により、試料が男女いずれに由来するのか判定いたします。

ABO式血液型DNA検査

それぞれの血液型を構成している塩基配列には、6つの塩基置換が知られています。その組み合わせを解析することにより、遺伝子型を判定いたします。

  • ごく稀に血清学的なABO式血液型と遺伝子型が一致しない場合がございます。
  • 臨床目的の検査は行っておりません。

ご依頼にあたっての注意事項

DNA抽出効率について

DNA解析を行うにあたって最も重要なことは、「いかに純度の高いDNAが抽出できるか」にかかっています。
下記のような場合は、DNAが劣化しているおそれがあります。

  • 時間が経過している場合
  • 高温多湿の条件下に保管されていた場合
  • 試料が紫外線にさらされていた場合 など
試料抽出効率
資材や衣類に付着した血痕40〜60%
参考:DNAの抽出効率

DNAの劣化を防ぐためには、試料をできるだけ乾燥状態に保ち、暗所にて保管してください。

  • 抽出効率は試料の量、経過年数、保存状況等によって異なります。

ルミノール反応について

科捜研をはじめ信頼ある検査機関では、目に見える血痕に対してルミノール反応を確認するようなことは行いません。何故ならば「ルミノール反応」は、拭き取り処理等を行ったため目に見えなくなってしまった血痕があった場所を推察するためのものだからです。
目視で血痕が疑われるレベルに顕在化している班痕や汚れに対してルミノール反応を行うことは、正式な法科学検査(ロイコマラカイトグリーン法やイムノクロマトグラフィー法)やDNA解析を阻害し、本来の正しい結果を導けなくなるリスクを増大させてしまいます。

一般的に知名度の高い「ルミノール反応」ではありますが、前述の理由により大きな問題と誤解を含んでおりますので、自主検査としてお手元で検討される際には細心の注意を払われるとともに、事前に専門家である当社までご相談いただくことをお勧め致します。

  • 外部サイト「イプロスものづくり」にリンクします。
自社での検査体制構築には

付着物や斑痕がヒトや動物等の血液か否かを、お手元で簡便に判別するための簡易検査キットです。