植物DNA同定検査
不明な植物のDNAを分析し、「種」を明らかにします。
遺伝子検査により、植物の種を同定
- 検査可能形態:植物
検査の特徴
point1
基準となる植物種DNAデータベースには、現在11万3000種が登録されています。したがって主要な植物であれば、登録されたDNAと比較することにより同定することが可能です。また、登録がない場合であっても、目・科レベルの同定が可能です。
point2
検体のDNA配列とデータベースに登録されている種の比較を行い、同定結果・所見・近縁上位5種と同一性についてご報告いたします。検査方法として、次世代シーケンサーを導入しているため、サンガー法と呼ばれる従来の手法では検査不能となるような検体でも結果が得られる可能性があります。
※英文報告書の発行も可能です。(追加料金:5,000円/部)
同定可能な確率
過去の実績を基に、どの程度の確率で同定が可能であったかを示します。
◎:90%〜の確率で同定可能
○:70%〜80%の確率で同定可能
△:〜60%の確率で同定可能
※検体の状態がより新鮮であるほど、同定に至る可能性があります。
事例紹介
case1 高級食材や健康食品・医薬品原材料の真正性確認
- 例1:生薬原料として仕入れたものが本当にトウキか調べたい。
- 例2:健康食品用の素材として仕入れた粉末がブドウ由来か調べたい。
case2 輸出・輸入原材料の表示確認
- 例1:海外から輸入したものがパクチーで間違いないか確認したい。
- 例2:種子の輸出のため表示と間違いないことをDNAで証明したい。
case3 目視では判別が難しい種の確認
- 例1:食品の原料として用いる植物の粉末についてオオムギであることを確認したい。
- 例2:植物の根が原料で使用しているどの野菜由来かを調べたい。
検査方法/報告内容
- 検査方法:次世代シーケンサーによる塩基配列決定
- 使用データベース:国際的にDNA配列データを収集・提供するデータバンクである、DDBJ(日本)、NCBI(アメリカ)、ENA / EBI(欧州)に登録されているデータおよび自社で収集したデータを元に解析を行っています。
- 報告内容:試料写真、同定結果、所見(弊社に情報がある場合のみ)、近縁上位5種との同一性(%)