国産米表示確認検査

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国産米表示確認検査

国産米表示の妥当性を複数の科学的視点から確認し、日本産米であるかどうかを総合的に判定します。

国産米の表示妥当性確認

  • 検査可能形態:精米、玄米

検査の特徴

現在、農産物の産地判別技術には「微量元素分析」、「安定同位体比分析」、「DNA品種判別」などがあり、対象物の特性に応じた検査手法が選択的に利用されています。
その中でも昨今社会的ニーズが高まっているのが「米」に対する産地判別技術であり、信頼性の高い検査結果が強く求められています。
そのような背景のもと、当社は従来の「微量元素分析」に加え「DNA品種判別」及び「新鮮度判定」を同時に実施することにより、国産米表示の妥当性を複数の科学的視点から確認する体制を構築致しました。

判定要素①:微量元素分析(ICP-MS法)

収穫point1 微量元素分析で産地判定が可能な理由

農産物に含まれる無機元素の組成が産地の土壌などによって異なる性質を利用して、米に含まれている微量な無機元素の濃度を統計解析することで、米が生産された地域の判別を行います。

具体的には、高周波誘導結合プラズマ質量分析計(ICP-MS)を用いることで、1ppb(10億分の1)オーダーで元素の濃度を高感度で検出します。さらに判別マーカーとなる複数種の元素を多変量解析し、当社が蓄積した日本産(または外国産)の無機元素のデータベースとの一致率を算出します。

本技術は、福岡バイオバレープロジェクトに参加している、(株)久留米リサーチパーク、福岡県工業技術センター生物食品研究所、システムラボラトリー(株)、ビジョンバイオ(株)の4社による共同プロジェクトで開発しました。

point2 高精度な判別を実現

当社では日本国内で最も作付け割合が多く、中国やアメリカなど海外でも作付け実績のあるコシヒカリを中心にサンプルを収集し独自の判定方法の開発を行いました。それにより、日本産、中国産、アメリカ産であれば94.6%(2014年度データベース)※1の精度で、判別することが可能となりました。

※1判別対象国内(日本、中国、アメリカ)で、任意の産地のサンプルを検査した時、その結果が正しい割合。

元素濃度に基づいた各産地の分布図(イメージ)

稲判定要素②:DNA品種判別(PCR法)

DNA品種判別が産地判別において有効な理由
当社の鑑定可能品種は国内最多の「592品種以上」で、全国の作付け面積の「99%以上」をカバーしています。つまり、検査試料から無作為に選抜した10粒のDNA品種特定を行うことにより、国内由来品種以外の特異なDNAパターンを持つ米粒の混入有無をモニタリングすることが可能となり、外国由来品種の存在を推定する根拠となり得ます。
これは、日本国内最大の品種データベースを保有する当社の強みであり、DNA品種判別を利用した産地判別技術では国内随一の判別精度を実現しています。

DNA

判定要素③:新鮮度判定(呈色法)

新鮮度判定による劣化米・低品質米のスクリーニング
お米には脂質や酵素が含まれており、収穫後の時間経過とともに緩やかに変質や低活性化が起きます。通常、同一の産地・年産・品種で構成される商品であれば鮮度の経過も均質であると考えられますが、それらに来歴の異なる古米や保存状態の悪い米が混在した場合、まだら状に呈色されるため、表示の信頼性に疑義を生じる判断材料となり得ます。

pH法

pH法

グアヤコール法

グアヤコール法

事例紹介

  • 例1:原材料の産地表示について確認したい。
  • 例2:米を輸出するにあたって、日本産であることの証明が欲しい。

実績

  • 平成25年度 米穀等の分析委託業務(三重県)

ご留意点

  • 本検査は産地を「特定」または「断定」するのではなく、「判別」もしくは「推定」する検査になります。従いまして、検査結果の解釈については、生産体制や流通経路などの情報を踏まえて、総合的にご判断いただくようお願いいたします。
  • 本検査では日本産ならばどの地域なのか、外国産ならばどの国なのかについての情報は得られません。
  • 微量元素分析ではコシヒカリを中心としたデータベースを構築しています。コシヒカリ以外の品種や複数原料米の場合には、DNA品種判別および新鮮度判定を用いて総合的に判定を行う「国産米表示確認検査 VBスタンダード」をご利用ください。
  • 調理済または加工済の米では微量元素の濃度が変化しているため、微量元素分析の対象外となりますことをご了承ください。

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国産米表示の妥当性を複数の科学的視点から確認し、日本産米であるかどうかを総合的に判定します。